【本日のしみ抜き!!ちょっと良い仕事♪】
綿×ポリウレタン素材ストレッチタイプのデニム風女性物パンツ。
パッと飛び散ったような細かい白いシミが多所に見受けられ、クリーニングと共にそのしみ抜きのご依頼も承りました。
シミと思われる部分を詳しく確認すると、それらは何かが付着しているシミでは無く、何かの影響で生地の青い色が抜けてしまっている状態の様でした。
この様にキレイに色が抜けてしまう原因として考えられるのは「塩素系漂白剤」の付着による場合が多いです。
ご家庭で使用される塩素系漂白剤としては、キッチン用の漂白剤や浴室のカビ取り剤などがあります。
これらを使用した時に、着用していたパンツに薬剤が飛び散り、その影響で生地の色が抜けてしまったのではないかと思われます。
この様な状態を修正するには、色の抜けた部分に、生地の色に合わせて調合した染料を使用して部分的に染めていく「染色補正」という処理を施します。
先ずは、色抜け部分にまだ残留していると思われる薬剤の効力を消すために、その薬剤に適した別の薬剤を使用して「中和」と言う処理を施します。
その後にようやく「染色補正」を施します。
上記の「ビフォー」の画像は、多数の小さな色抜けは既に染色補正し、残りの少し大きめの3ヶ所の処理を残した状態で撮影したものです。
丁寧な染色補正処理を行い、人と対面する程度に離れた距離からでは、判別できない程度まで修正することが出来ました。
これで又、着用を楽しんで頂くことが出来そうです。
色抜けによる染色補正処理を含め、クリーニングやしみ抜きなど、衣類に関する事、何でもご相談下さい。
ご相談、お見積もりは無料ですのでお気軽に(^^)